Life
いつか草原で馬と暮らしたい。幼少期からそう思い生きてきた。昔、北信州奥深くの山村で見た森のなかに佇む小さな麦畑。一枚の布さながらに、風になびくその美しさに心震えた。暗がりに輝く翠の宝石。幼き日の遠い記憶。それらの原風景を追って。